top of page
執筆者の写真八本 信平

タイトル:新撰組の或る一日

更新日:2021年5月7日

タイトル:新撰組の或る一日 著作:yumimei


・台本の使用に関して

こちらの台本に関しましてはyumimeiさんの著作、ならびに使用等に伴う全権は

オルカ・ボイスアクターズラボにあります。


原則、使用に関しては使って頂いて構いません。

ただし、著作・提供元のクレジットを入れて頂くこと、使用前に

Twitter(@payknee_sun) or Gmail(sophia02030@gmail.com)DMにて

ご相談の連絡して頂くことを条件とさせていただきます。

また、使用される際に当方へのご連絡をお願いしております。

こちらの作品にて無断での転記や台本を使用しての動画投稿等は著作権の侵害となる可能性がありますので。ご理解頂きますようお願い致します。

*無断での流用をされる場合、掲載・投稿の削除依頼をさせて頂く場合がございます。


■登場人物

・近藤勇…… 正義感が強く優しい

・土方歳三……鬼の副長。掟を破るものは制裁する

・沖田総司……戦闘狂。普段はのんびりしている

・永倉新八……常に敬語で真面目。副長のことを尊敬している

・斎藤一…… マイペースで基本無口。少し狂気じみたところがある


■台本(2000字)



土方「……近頃、攘夷派がまた妙な動きをしているそうだ」

沖田「ふーん、まぁでも、こっちから下手に動くとまた逃げられそうだけどね」

永倉「そうですねぇ、ですが野放しにもできませんよね」

斎藤「……ふぁ〜(あくび)」

近藤「……なるほど、こちらも下手に動くのは避けたいが、放っておくのも良くないな……」

永倉「そしたら、自分が見回りしてきましょうか?」

近藤「うぅむ……新八くんが1人で見回るのは些か納得がいかないな」

斉藤「……じゃあ、みんなで行けばいいんじゃない?」

土方「みんなで行くだと!?屯所は誰が見張るんだ!」

沖田「そんなの他の隊がいるんだからいいでしょ。何を焦ってるんだか」

近藤「そうだな!みんなで行こう!そして、怪しい人物はすぐに報告するように!」

斉藤「(呟くように)はぁ……めんどくさいな」

永倉「自分で言い出したんじゃないですか……」


◯遊郭_夜


沖田「本当にこんなところにいるんですか……」

土方「隊の奴らに聞いたらここにいると言っていたから、いるはずだ」

永倉「……こんなところに来たのは初めてだからちょっと緊張しますね」

近藤「ははっ!新八くんも今に慣れるさ!」

斉藤「どうでもいいけど……早く行きましょう……」

沖田「どうします?手分けして探します?」

近藤「いや、ここはみんなで行動しよう」

土方「非効率な感じがするんだが……まぁ近藤さんが言うなら……」

沖田「ぷっ。近藤さんにいつも頭上がらないんすね」

永倉「……!あそこ!怪しい人物がいました!」

近藤「なんだと!よし、行くぞ!」

斉藤「(呟くように)……忍者ごっこみたいでちょっと楽しいな……」


◯遊郭奥_夜


沖田「あーいかにもな人がいますね……」

土方「あいつか、確かに怪しいな」

永倉「人数は……10人……いや、30人ですかね……」

近藤「少し様子を見てから行こう」

斉藤「(背伸びをしている感じ)ん〜〜そろそろ行ってもいいんじゃないんですか?」

永倉「様子を見るって言われたでしょう」

沖田「じっとなんかしてられないよね、早く行っちゃいましょうよ」

近藤「2人とも落ち着いてくれ……」

土方「……!! 動き出した!」

近藤「よし!行くぞ!」


◯遊郭店内_夜


土方「御用改めである!!この中を確認させてもらう!!」

沖田「大人しくしていた方が身のためだよ〜」

永倉「……案外、大人しいですね」

近藤「ふぅむ……大人しいのはいいことだが……」

斉藤「……なにか怪しいですよね」

沖田「近藤さん!!後ろ!」

(後ろを素早く振り向く)

近藤「なっ……!」

土方「ちっ!近藤さんしゃがんで!」

(土方が敵を斬りつけて倒す)

近藤「……助かった、ありがとう」

土方「お礼は後でにしてください!敵が大勢向かってきます!」

斉藤「……いっぱいやっちゃっていいんです?」

永倉「死者はあまり出さないようにしてください」

近藤「そうだな、取り調べできるやつは捕らえてくれ」

沖田「暴れがいありそうだなぁ!」

土方「ほどほどにしておけよ、総司」

斉藤「(楽しそうに)……今回に関しては、大暴れてもいいんじゃないんですか」

近藤「ほどほどにしてくれ……」

土方「行くぞ!!」


ーー戦闘中ーー


沖田「オラァ!!」

土方「ふっ!……ちっ!ちょこまかと……!」

近藤「後ろは任せろ!」

斉藤「ははははっ!久しぶりに人を斬りつけた!!」

永倉「斉藤さん!無闇に人を殺さないでください!」

土方「くっ……人が多すぎて……!」

近藤「5人じゃ無謀だったか……っ!」

沖田「はぁはぁ……いや、まだ大丈夫です……斉藤さんもいけますよねっ!」

斉藤「当たり前だろぉ!おらあああああああ!!」

土方「うまく立ち回ればいけるはずだ!一気に追い込め!」

沖田「命令されなくてもっ……わかってますよっ!!」

近藤「行くぞぉおぉぉぉぉ!!!」 永倉「うおおおおおおおお!!!!」


ーー戦闘終了ーー


斉藤「……っ、はぁ、はぁ」

沖田「はぁ、さすがにキツい……」

土方「……ごほっ、お前らよくやった

土方「これだけ話せる人数がいればいいだろう」

近藤「屯所まで戻るの大変だと思うが、それぞれ向かおう」

斎藤「……この人数、俺も運ぶんですか……?」

永倉「斎藤さんだけが疲れているわけじゃないんですから……頑張ってくださいよ」

斎藤「(嫌そうな感じで)はぁ……しんどい」

近藤「はははっ、よし、みんな戻るとしよう!」


◯屯所_朝方


沖田「朝になっちゃいましたね……」

土方「……まぁ、人を運んでるし、そういう時もあるな」

斎藤「早く寝たい……」

近藤「みんなお疲れ!!お手柄だったこともあるし……」

近藤「ゆっくり休んだ後、5人で酒でも飲むか!」

斎藤「え、今日はずっと寝ていたいんだけど……」

沖田「確かに……ずっと寝ていたい気持ちではありますね……」

永倉「まぁまぁ、いいじゃないですか。こんな機会滅多にないんですから」

沖田「……まぁ、いいですよ」

斎藤「俺が嫌って言っても、無理矢理連れて行く気ですね……」

近藤「(大げさに笑う感じで)はっはっは!」

土方「そうだな、珍しい組み合わせだしな」

近藤「よし!それじゃあ、夜までみんなゆっくり休んでくれ!また後でな!!」

閲覧数:145回0件のコメント

Comments


bottom of page